10日間ほど
岩手県の海辺のまちに滞在。
そこで仲良くなった
11歳の J(男の子)と
波の音を聴きながらおしゃべり
学校でイヤなことがあった
お家で面白くないことがあった
つまらない毎日
そんな中での出会いだった
今はばあちゃんと暮らしている J
ばあちゃんと話しが合わなくて
家であまり話しをしないと言う
ばあちゃん 何歳?と聞いたら
なんと 私と同じ歳
お互いに驚き
大笑い
私の子どもたちに
子どもがいたら・・・
このくらいの孫がいても
おかしくないね
J は学校から帰ると
私を迎えに来て
近所を案内してくれた
大切なことってなんだと思う?
いろいろあるよね
という会話から始まった
楽しい時間
海辺の町を離れることを伝えると
怒りながら
友だちだと思っていたのに、と言う
涙と鼻水で
ぐしゃぐしゃになった顔で
友だちだよね?
と聞いてくる
友だちだよ
というとようやく泣き止んだ
帰る前日
J とばあちゃんをホテルに招待して
3人で晩御飯を一緒に食べた
モリモリ食べる J を見て
ばあちゃんも喜んでいた
いろいろな事情を抱えながら
生きている人がいる
もちとん私もそのひとり
でも生きていると
良いこともたくさんある
こんなにステキな
出会いもある
大切なことってなんだと思う?
J が出した答えは
くさらない
あきらめない
投げ出さない
そうだね
とっても大切なことだね
年が明けたら
J に会いに行くと約束
友だちだからね、と言われて
握手をして別れた
なんだか泣けてきた
ステキなボーイフレンドができた
冬の海辺のまちのおもいで
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